
マットレスが体に合っていない…

枕がどうもしっくりこないんだよね…
質の良い睡眠のために、寝具の見直しをしたい。うつ病患者が寝具選びに失敗しないための基礎知識を知りたい。
こういった悩みに答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。
僕がうつ病を克服したひとつのきっかけに「寝具を見直した」というのがあります。
睡眠は体調に大きく影響してくるので、寝具選びは大事ですよね。今回は寝具の基礎知識について解説します。
うつ病患者にとって、寝具選びは大切

結論、うつ病患者にとって寝具選びはとても大切。
というか、うつ病患者でなく、誰にでも言えますね。うつ病患者の多くは何らかの睡眠障害を感じています。こういった意味で、うつ病患者は特に寝具選びは大切です。
理由は、体の回復です。体の回復と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「寝ること」です。
特に何もしなかった日でも、なぜか疲れますよね。
私たちは寝ることで毎日体力回復しています。当たり前…と思うかもしれませんが、これって本当に深いです。
一流のスポーツ選手こそ睡眠にこだわっている

先日、あるスポーツ選手が大会優勝インタビューでこんなことを言っていました。
質問:今大会優勝できた理由は何でしょうか?
答え:毎日よく寝れているからですね。布団と枕にこだわってて、気持ち良いんですよ。
インタビュアーは、え…それだけですか?
みたいに戸惑いを隠せない様子でしたが、僕はこのインタビューを見て、シンプルだけど、すごく理にかなっていると感心しました。
スポーツ選手でも経営者でも、「一流」と呼ばれる人に共通するのは「睡眠へのこだわり」があることです。
趣味でこだわっているというよりは、睡眠が体に及ぼす影響を理解しているというのが正しいように思います。
寝具の種類と基礎知識/要点は3つです

ではでは本題です。寝具の種類は大きく分けて3つ。
- 掛け布団
- 敷き布団
- 枕
誰でも知ってるよと思うかもですが、掛け布団、敷き布団、枕のそれぞれをバランス良く上手に組み合わせることが大切です。
基本的には上記の3つの分類で考えます。マットレスなんかは敷き布団の分類ですね。
では、それぞれのポイントを押さえておきましょう。
掛け布団に求められる性能
掛け布団に求められるものは以下の4つ。
- 軽さ
- 温かさ
- 通気性
- 清潔さ
サラッと言いましたが、この条件をクリアするのってなかなか難しいです。
軽いのに暖かいし、通気性が良くてムレがないって矛盾するんですよね。
重いと寝返りが打ちにくいですし、寒いのは論外。通気性が悪いと蒸れがすごいです。
不潔だとダニやカビが繁殖して、かゆみの原因になります。
敷き布団に求められる性能
敷き布団に求められるものは以下の5つ。
- 支持性能
- 耐久性
- 温かさ
- 通気性
- 清潔さ
肩、背中、腰、足にかけて、ゆるやかなS字を保持する支持性能は大切です。
不自然な姿勢で寝るのは寝返りも打ちづらく、体にとって悪影響。腰痛をはじめ、体の節々が痛いといったことにつながります。
また、体圧を分散出来るものが良いですね。耐久性とはへたりにくさです。
温かさ、通気性、清潔さについては先ほどと掛け布団の説明と同じです。
枕に求められる性能
枕に求められる性能は以下の4つ。
- 形状
- 高さ
- 硬さ
- 清潔さ
形状、高さ、硬さとは、頭から首元にかけての自然なS字を保てるかどうかです。
詳しくは以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。
補足:寝具に使用されている機能性加工の種類
機能性加工とは、抗菌、防臭、防ダニ等が施されている加工のことです。
加工 | 内容 |
---|---|
防菌防臭加工 | 繊維上の細菌の増殖を抑制して防臭効果を示す加工 |
制菌加工 | 繊維上の細菌の増殖を抑制する加工 |
抗カビ加工 | 繊維上のカビの発育を抑制する加工 |
光触媒抗菌加工 | 光触媒効果により繊維上の細菌の増殖を抑制する加工 |
消臭加工 | 繊維が臭気成分と触れることにより不快臭を減少させる加工 |
光触媒消臭加工 | 繊維が臭気成分と触れることにより光触媒効果を伴って不快臭を減少させる加工 |
防ダニ加工 | ダニが寄り付かないようにするタイプと、ふとんにダニの侵入を阻止するタイプなどがある |
防炎加工 | 生地を燃えにくくする加工 |
近年では、このような機能的な加工が加えられた布団や枕が増えてきています。
ベストパフォーマンスを出し切る

毎日それなりに眠れているし、そんなにこだわる必要ある?と思うかもしれません。
でも寝具が合っていないと、知らず知らずのうちに徐々に体への負担が蓄積していきます。
なので自分のベストパフォーマンスを出し切るという意味でも睡眠に対して真剣に考えるべきです。
僕も経験がありますが、うつ病を患っている方は少しでも早く回復したいと思うはず。
寝具はしっかり選んでベストな環境を作りましょう。
というわけで今回は以上です。うつ病の方に限らず、快眠ライフで健康な体を作りたい方に参考になれば幸いです。