
うつ病の改善に栄養バランスが大事って聞くけど、他に食事で気を付けることってあるのかな?

そういえば小学校で「よく噛んで食べましょう」っていつも言われてたけど、あれってどういう意味だったんだろう?
よく噛んで食べることで、うつ病改善の可能性ってあるの?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。今では病気を克服して毎日元気に暮らしています。
以前はスポーツインストラクターの仕事に就いていました。
病気を克服した経験、そして栄養学の知識を持って「よく噛んで食べる=咀嚼(そしゃく)」についての解説していきます。
うつ病に効果的?咀嚼(そしゃく)とは?

咀嚼(そしゃく)とは、「食べ物を細かくなるまでよく噛んで食べる」という意味です。
意味は分かるし、よく噛んで食べることも大事なことは知っていると思うかもしれませんね。
でも、思っている以上にこれって深い意味があるんです。
結論を言ってしまうと、うつ病患者にとって「よく噛んで食べる」ことは病気改善の可能性が大いにあると思います。
咀嚼を意識するのはタダで出来ることですし、今すぐ実践出来ます。
本記事を読んでみて納得がいったら、ぜひ試してみるのをおすすめします。
よく噛んで食べることの効果【8つある】
「ヒミコノハガイーゼ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
よく噛んで食べることは8つのメリットがあります。それを覚えるための標語です。
- ヒ:肥満防止
- ミ:味覚の発達
- コ:言葉の発達
- ノ:脳の発達
- ハ:歯の病気予防
- ガ:ガンの予防
- イ:胃腸快調
- ゼ:全力投球
全力投球とは、「身体が活発になる」という意味合いです。
上記の8つのうち、うつ病に特に効果的と思われる項目が「脳の発達」と「胃腸快調」です。
この2つを深掘りします。
【具体例あり】うつ病に効果的だと思われる理由は2つです

なぜ「脳の発達」と「胃腸快調」がうつ病の効果的なのかをそれぞれ解説します。
咀嚼の効果①:脳の発達
うつ病は「脳の病気」です。
いまだにうつ病は怠けているとか、気の持ちようだとか言う人がいますが、それは完全に誤解。
うつ病について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
うつ病の症状には、記憶力の低下、決断力の低下、思考力の低下などがあることからも、うつ病と脳には密接な関係があることが分かります。
実際に僕がうつ病を患っている時、これを実感しました。
普段ならサクッと出来る簡単な足し算引き算が難しく感じるんです。同じ症状がある人なら「うんうん、分かるよ」と共感できるはず。
なっていない人には全く理解出来ないかと思いますが…。
他には外食に行った時にメニューを全然決められなかったり、車のカギを付けっぱなしで放置していたり。
そういうのは誰にでもあることでしょ?との意見もあると思いますが、普段の自分と比較すると本当にあり得ないことなんですよね。
よく噛むことは脳の発達の効果があると言われています。子供は脳の発達、大人は物忘れを予防できるなどですね。
理由は、脳に流れる血液が活性化するから。
高齢者にガムチューイングでの実験例では、脳の前頭前野、海馬などの活性化するとの報告があります。
認知力の向上、記憶力の強化、ストレス・不快感の軽減、幸福感の増加が見られたとのこと。
以下の記事は外部サイトですが、とても分かりやすく参考になります。
咀嚼が脳に与える効果が凄いことが分かりますね。
咀嚼の効果②:胃腸快調
次に、胃腸への影響を考えていきましょう。
うつ病の改善には、体を休ませることが大切ですよね。体を休ませるとは、体が回復すること。体が回復するには栄養バランスが大事。
その栄養を無理なく身体に取り込むには「胃腸の健康」がカギを握っています。
いくらバランスの良い食事をとっていても、胃腸が不調だったら全然意味なし。栄養素を身体に取り込むことが出来ないので。
栄養バランスの大切さについては以下の記事を参考にしてみてください。
よく噛むことは「胃腸への負担軽減」につながります。理由はシンプルで、口の中でよく噛むことによって消化を助けるからです。
また、よく噛むことで唾液が出ますよね。唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれていて、消化吸収を促進する役割があります。
実際に咀嚼を意識することで、僕は明らかに便通が良くなりました。
どちらかというと下痢気味な時が多い僕ですが、身を持って体験しましたよ。
ということで胃腸に負担をかけないという考え方はとても大事なのが分かりますね。
まとめ:これからの食事で注意すること

では、今回のまとめです。実際にこれからの食事で気を付けるポイントは以下の4点です。
- 急いで食べない
- 口の中に多く入れすぎない
- ながら食事をしない
- 飲み物で流し込まない
この4点を守りつつ、よく噛んで食べることを意識しましょう。
とはいえ、早食いの人はすっかり慣れてしまっているので、よく噛んで食べることに抵抗があるかもしれません。
その場合は、「味わって食べる」ことを意識すると良いかも。自然とよく噛むことにつながります。