【プチうつの人向け】うつ病で掃除・片付けが面倒と思う時に読む話

【プチうつの人向け】うつ病で掃除・片付けが面倒と思う時に読む話
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うつ症状で掃除するのが面倒。

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片付けたいのはやまやまなんだけど、やる気が起きない。

掃除や片付けがうつ病が治るきっかけになるかもしれないって本当?

そんな疑問に答えます。

こんにちは、かつまるです。

この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。

そのきっかけのひとつは掃除と片付けでした。

僕の実体験を交えつつ、掃除・片付けが良い理由と具体的な進め方について本記事で深堀りします。

目次

なぜ?掃除、片付けがうつ病克服のきっかけになる理由

なぜ?掃除、片付けがうつ病克服のきっかけになる理由

掃除、片付けがうつ病克服になる理由は、下記の通り。

  • 綺麗になって気持ちが良い
  • ちょっとした運動になる
  • 達成感を感じる

毎日のちょっとした掃除、片付けの習慣があると尚良しという感じです。

うつ病患者がうつ病を克服した理由の一つに、「掃除、片付けをした」という項目があります。

うつ病を克服したきっかけ【表】
参考:地域精神保健福祉機構【うつ病108人のストーリー】

上の画像を見ると、「掃除、片付けをした」がランクインしているのが分かりますね。

汚い部屋は心の状態を表す」と言いますが、あれって脳科学や心理学的にも正しいみたいです。

「掃除・片付け」が、うつ病改善として見込めるのは3つのタイプの人

とはいえ、元々掃除や片付けをするタイプだったけど、うつ症状が出てるから、掃除、片付けが億劫で出来ないというのもありますよね。

掃除や片付けが、うつ病改善として見込めるのは以下のタイプの人です。

  • プチうつ(うつ軽症)の人
  • うつ病の重い時期は超えたけど、完全に治ったとは言えない人
  • 何かを考えたり決めたりするのは辛いけど、身体を動かすのは割と大丈夫な人

うつ病が重症期で、とにかく何もやる気がない。辛い。という方は、今回の内容はあまりおすすめできません。

自然とやる気が起きるまで、待ちの姿勢でとにかく休むという選択を取ってください。

医師も認める「掃除・片付け」の効果

医学的な見方では「掃除・片付け」は生活療法、行動活性化療法と呼ばれます。

実際に医師が毎日掃除をしてみてはどうかとアドバイスすることも多く、場合によっては、薬物療法よりも生活療法を重要視する見方もあるようです。

具体例:うつ病患者が散らかった自室を掃除した

うつ病患者が掃除を頑張ってみたという具体例があります。

スウェーデンに住む26歳女性の話です。内容をまとめると、以下の通り。

  1. 重度のうつ病で、寝込む毎日。
  2. このままではいけないと、ある日掃除を決心します。部屋はかなり汚い。
  3. 掃除を決行。散らかっていた部屋は見違えるほど綺麗に変化します。
  4. 結果。気持ちが晴れた!さらに、人を部屋に招き入れたい!と思えた。

やりたくてやったわけではなく、己を奮い立たせ、勇気を出して始めてみたそうです。

意外にも効果を実感出来た、という例ですね。

僕はうつ病がきっかけで掃除・片付けが好きになった

元々僕は、掃除や片付けが大嫌いでした。ですが、今では掃除と片付けが大好きになってしまいました。

きっかけは、うつ病です。

うつ病をなんとかしたいと思って、毎日のちょこっと掃除・片付けを始めてみたのが見事にハマった感じ。

僕のマイルールは基本「捨てる・整理する・磨く」の3つです。

  • 不要なものは捨てる→なぜか気持ち良い
  • 整理整頓する→スッキリする
  • ほこりを払ったり、磨いたりする→物に愛着が湧いてさらに気持ち良い

「捨てる」という行為は最初なかなか出来ませんでした。

いつか使うんじゃないか?本当に捨てて大丈夫か?まだ使えるよ、コレ?とか色々思ってしまって。

でもやっていくうちに、どんどん慣れていくんですよね。決断力がメキメキついていく感じ。

自然と決断力を付けるトレーニングにもなっていたのかもしれません。

片付けが楽しくなる:僕がおすすめする本

片付けコンサルタントの「こんまり」こと、近藤麻理恵さんの本。2010年末に出版した著書はミリオンセラー。

アメリカの雑誌TIMEの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている方です。

自己啓発の本も良いですが、すぐ行動にうつせるかという点では疑問に思ったりもしますよね。その点、この本はすごく分かりやすいです。

読んでいる途中から片付けしたくなっちゃうような、そんな本。僕の人生を大きく変えた一冊です。

掃除、片付けが楽しくなる方法【コツは4つです】

掃除、片付けが楽しくなる方法【コツは4つです】

結論、掃除・片付けが楽しくなれば最高です。「掃除・片付けしなきゃ」から「掃除・片付け掃除したい」って感じに。

  • プチミニマリストになる
  • 聞きながら行う
  • 掃除・片付け用のお気に入りグッズを用意する
  • 完璧は目指さない

順番に見ていきます。

プチミニマリストになる

理由は、物が多いと管理が大変だからです。整理整頓するにも、物が少ないと作業も楽。シンプルですね。

聞きながら行う

お気に入りの音楽、ラジオ、オーディオブック等を聞きながら作業すると気分が上がります。

掃除・片付け用のお気に入りグッズを用意する

掃除用品は自分のお気に入りを用意するのがおすすめ。気分が違います。

完璧を目指さない

掃除・片付けは面倒に感じるけど、やり出したら止まらないっていう人は要注意。

2週間に1回完璧に掃除・片付けをするくらいなら、「だいたい片付いたな、まあまあ綺麗だな」と思える程度を毎日する方が良いです。


自宅が片付いて、綺麗になって、うつ病克服のきっかけになるかもしれないと考えると、掃除・片付けはとても魅力的。

というわけで今回は以上です。

毎日のちょっとした掃除・片付け習慣は人生を変える。

とはいえ、うつ症状で辛い時はくれぐれも無理せずに。少しずつ慣らしていきましょう。

うつ病から抜け出すヒントになれば幸いです。

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