
認知行動療法VRって知ってる?

え?何それ?
認知行動療法VRとは?
こういった疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。この記事を書いている僕は元うつ病患者。
約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。今は毎日元気に暮らしています。
僕がうつ病を患っていた当時を思い出しますと、周囲もそうでしたが僕自身「うつ病への偏見」がありました。
こんな病気になってしまって、人に話せるわけない。病院なんて恥ずかしいし行けない。
結局、病院へは行ったのですが抵抗が強く、病院とは最低限のお付き合いしかありませんでした。
今思えば全然恥ずかしいことでもないし、積極的に認知行動療法を取り入れていけば良かったなと思います。理由は、治りが早いから。
自分自身、うつ病を早くから受け入れて向き合っていれば、もっと早く社会復帰出来たんだろうと思います。
今回は認知行動療法のVR導入について解説していきます。
【最新のうつ病治療】認知行動療法VRの開発が明らかに

先日こういったニュースを見かけました。
うつ病の最先端の治療に「認知行動療法VR」が開発段階という内容です。特にうつ病患者にとっては喜ばしいニュースです。
そもそも認知行動療法とは?

認知行動療法とは「人の思考に働きかける精神療法」のことです。
認知行動療法は以下の病気や障害に有効と言われています。
- うつ病
- パニック障害
- 強迫性障害
- 不眠症
- 薬物依存症
- 摂食障害
- 統合失調症
ある出来事が起きても、人によって受け取り方や考え方は様々ですよね。
その認知を多方面から見ることによって物事を柔軟に捉えることが出来るといった感じ。
例えば、以前から楽しみにしていたお出かけ予定の日に雨が降ったとします。
あいにくの雨ですよね。普通に考えると「残念…」といった感じでしょうか。
一方で、雨が降ったからと言って「だから何?」と気にしない人もいるでしょう。
問題なのはひどく落ち込んでしまう人。「こんな日に雨なんて最悪だ…私は運がない」と本気で考えてしまうことです。
あなたはどうでしょうか?
- A:全く気にならない
- B:残念に思うけど、気分が落ち込むほどではない
- C:残念に思い、気分もひどく落ち込んでしまう
こういった時、ひどく落ち込んでしまう原因は何か?別の角度から考える・捉えることは出来ないだろうか?等を見直し、紐解いていくのが認知行動療法です。
落ち込みの原因は雨の日に嫌な思い出があり、それとリンクしてしまっていたとか、自分でも気づかない理由の発見につながることも。
別の角度から考えれば、以下のようにも考えられます。
- 紫外線が少ないから肌に優しい日だな
- 植物が育つから恵みの雨だな
- 水不足の解消につながるかもな
- 普段より景色が綺麗に見えたりするな
- 今日は自宅でゆっくり過ごすのも良いな
今までと違った見方が出来ることで「雨の日も悪くないな…!」と考えられるようになればストレスの感じ方も変わってきますね。
実際に治療を受けて、うつ病をはじめ対人恐怖症が解消されたという実例が報告されています。
中には飛行機恐怖症が治ったという方も。認知行動療法は医療機関でセラピストと対面治療が一般的です。
認知行動療法の実際の流れについては、以下のサイト記事が参考になるかと思います。
マンガになっているので読みやすく、わかりやすいです。
認知行動療法VRと認知行動療法との違い

認知行動療法VRと認知行動療法との違いは従来の問題点とVRのメリットを考えていくと分かりやすいかと思います。
従来の認知行動療法/3つの問題点
問題は以下の3点です。
- 人によって場面イメージがしにくい
- セラピストのスキルや相性に依存されてしまう
- そもそもセラピストの数が不足している
「こういった場面を想像してください」と言われても人によってイメージに差があります。
そして、セラピストの腕・実力に左右されてしまう。
また、セラピストの相性もありますし、そもそもセラピストがいないと認知行動療法を受けられないのも問題です。
認知行動療法VR/3つのメリット
従来の認知行動療法の問題に対して、VR導入によって考えられるメリットは以下の3点です。
- 場面イメージがしやすい
- セラピストのスキルに依存されにくい
- 治療時間の短縮
対話形式中心の治療がVRで主観的に体験することによって上記のメリットがあると言われています。
テレビなどの映像で見ても同じことでは?と思う方もいるかもですが、VRのメリットは「リアル体験に近い感覚」を得られることです。
他人事ではなく、自分事として考えられるのは大きな差ですね。
認知行動療法VRの実装時期は?【認知行動療法VRまとめ】

本格的な実装時期ですが、僕がこの記事を書いている今の段階では残念ながら未定です。ですが、テクノロジー化が加速する現代です。
認知行動療法VRの実装はそう遠くないと考えて良いでしょう。早期実装に期待して待つしかないですね。
というわけで今回は以上です。認知行動療法VRについて参考になれば幸いです。
自分で出来る認知行動療法ということで僕は日々の日記習慣を薦めています。
自分らしく、生き生きとした生活を送りたいという方はこちらも参考にしてみてください。