
うつ病も落ち着いてきたし、そろそろ社会復帰したいな。でもいきなりガンガン働けるのか自信がないな。

再就職するのに、選択肢は他にあるのかな?
うつ病から再就職を考えているが自信が無い。無理なく、確実に社会復帰したいけど、何か良い方法は無いだろうか?そもそも選択肢はどれだけあるんだろう?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされた経験があります。
今では病気を克服し元気に生活していますが、社会復帰の時はすごく悩みました。とにかく自信がないんですよね。
「ムリして再発したらどうしよう。今自分はどれだけ働けるのかな?」って。
自分でも自分の回復具合がどうも分からず、一歩を出すのに躊躇してしまう。
昔の自分を思い出して、その時どんなことを知れたら良かったかな?ということから、この記事が出来上がりました。
うつ病から社会復帰の入り口として、参考になれば幸いです。
うつ病から再就職【社会復帰の入り口5パターン】
選択肢①:いきなり一般就労を目指す
これが出来るのであれば、一番社会復帰として早いです。
ただし、ここで恐いのがうつ病の再発。なので、うつ病を経験してから、いきなりの就職はあまりおすすめしません。
僕の場合いきなり就職したのですが、かなり大変でした。とにかく精神的に不安定。毎日綱渡りしているような、そんな感覚でした。
とはいえ、自信がある方はスッと就職を目指しても良いのかなと思います。
就職ならハローワークや求人誌と思いがちかもしれませんが、その他に求人(転職)サイト、転職エージェントを利用する手もあります。
自分の好みに合わせて新着の求人情報を見たり、場合によってはあちらからスカウトが来ることも。登録の手間はありますが、無料で利用出来るので良いですね。
求人(転職)サイトの有名どころはリクナビNEXT、転職エージェントはリクルートエージェントです。
ポイントは複数社登録しておくこと。就職への情報量や選択肢は多ければ多いほど良いです。
求人(転職)サイトと転職エージェントの違いについては別記事で解説します。
選択肢②:軽めの負荷から一般就労を目指す
いきなり就職ではなく、「働く」ということを体を慣れさせてから就職を目指す形です。
就職となると8時間の労働時間は当たり前。
ですが、アルバイト、パートであれば労働時間を調整できるところがメリットです。
とはいえ、アルバイトはちょっと…と抵抗があるかもしれません。年齢が気になって、この歳でバイトはムリ。と思う人も多いはず。そこがちょっとデメリットになるかもしれません。
ツールとしては先ほどと同じで、ハローワーク、求人誌、求人(転職)サイトですね。

選択肢③:在宅ワークで自信をつけてから一般就労を目指す
外出しなくても良いというのがメリットの在宅ワーク。
その在宅ワークで自信をつけてから就職を目指すという流れです。
そんな都合良く在宅ワークってあるの?と思うかもしれませんが、インターネット普及の影響により、今は様々な案件の仕事があったりします。
おすすめはクラウドソーシング の利用です。クラウドソーシング とは、簡単に言えばネットで出来る仕事です。
ただし、パソコン必須、それなりの何らかの技術を必要とします。とはいえ、求められる技術は案件次第です。
簡単なタイピング作業や、アンケートに答えるだけのものだったり。そういう案件は単価が低いですが。
専門的な知識・技術があれば高単価の案件も狙えます。プログラミング、動画編集、イラレ、フォトショを使ったデザインの案件などは割と高単価です。
案件によっては、時給換算で3,000円以上も狙えたりします。クラウドソーシング をきっかけにフリーランスとして働くようになった人も多いようです。
クラウドソーシング の有名どころはクラウドワークスやランサーズです。
利用は無料なので、とりあえず登録して、出来そうな案件を見てみると良いですね。
選択肢④:職業訓練所で自信をつけてから一般就労を目指す
ハローワークが行っているサービスに「職業訓練」というのがあります。仕事に必要な知識やスキルを無料で受けられる学校のようなサービスのことです。
条件を満たせば、月額10万円の給付を受けることも可能。
実際に僕の知り合いは、このサービスを利用して第二種電気工事士(国家資格)を取得し、就職しました。
各ハローワークによって違いがあるので、気になる方は実際に窓口で尋ねてみるのが良いと思います。
選択肢⑤:障害福祉サービスを利用し、一般就労を目指す
意外と知らない方も多いのですが、障害福祉サービスを利用するという手段があります。
僕がうつ病に悩まされている当時は、こんなサービスがあるなんて全然知りませんでした。
実際知っていたら真っ先にこのサービスを利用していたと思います。
障害福祉サービスの種類
障害福祉サービスには2種類あります。就労継続支援、就労移行支援と言われるものです。
共通点は、障害への理解を得られつつ、「働く」をサポートしてくれるということです。
就労継続支援
障害者が働きながら、給与を受けながら支援を受けられるサービスのこと。
就労継続支援には、就労継続支援A型、就労継続支援B型と分けられます。
就労継続支援については、以下の記事が参考になるかと思います。
就労移行支援
障害者が就職への訓練を行いつつ、就職へのサポートを受けられるサービスのこと。
就労移行支援については、以下の記事が参考になるかと思います。
社会復帰の5パターン:まとめ

以上、社会復帰の入り口の5パターンを紹介しました。
恥ずかしながら、僕がうつ病で悩んでいるときはハローワークか求人誌か2択しかないと思っていました…。
あの当時の僕がこれらの情報を知っていれば、障害福祉サービスを利用する道を選んでいたと思います。
結局のところ、どれが一番おすすめかは人によって違います。ご自身の状況に合わせてベストな選択肢を選ぶと良いですね。
うつ病の症状が回復してきたその後。次は一歩、踏み出す勇気が必要です。再就職へ向け、安定して社会復帰出来ることをお祈りしています。