- 障害者手帳って何?
- 申請するメリットは?
- 申請はどこで?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。うつ病を患っている当時の僕は障害者手帳について深く知りませんでした。
正直、あの時申請しておけば良かったなと、その点については後悔してます…。
うつ病は障害者手帳の申請対象になることはもちろん、障害者手帳って何?自分には関係ないよね?って感じでした。
日常生活に生きづらさを感じている障がい者にとって、障害者手帳はさまざまな助成を受けられるメリットがあります。
今回は障害者手帳について解説します。
障害者手帳とは

障害者手帳とは、障害が認められる方に発行される手帳のこと。
通常、申請から約1ヶ月程度で発行されますが、場合によってはそれ以上時間がかかることもあります。
障害者手帳の種類
障害者手帳の種類は3種類です。
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
それぞれ解説していきます。
身体障害者手帳について
身体障害者手帳は、身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付される手帳です。
身体障害者手帳を取得するメリット
医療費の助成、障害福祉サービスの利用、補装具の助成(補装具費支給制度)などを受けることが出来ます。
身体障害者手帳の申請
市区町村の障害窓口が受付です。15歳未満の場合は保護者、15歳以上は本人が申請します。
各市町村により、微妙に窓口名が変わりますが「身体障害者手帳の申請」と訪ねましょう。
身体障害者手帳申請の必要書類
- 交付申請書(個人番号・マイナンバーが記載されたもの)
- 医師の診断書・意見書
- 身体障害の証明写真
詳しくは市区町村の障害窓口へ尋ねましょう。
身体障害者手帳の更新
原則、更新はありません。ですが、障害の状態によっては更新手続きが必要になるケースもあります。
身体障害者手帳の等級区分
1級から7級まで。1級に近づくほど障害の程度が重いです。
身体障害者手帳の対象
交付は基本的に、3歳からとされていて、年齢の上限は特に決められていません。また、3歳未満でも場合によっては交付される場合もあります。
- 視覚障害
- 聴覚・平衡機能障害
- 音声・言語・そしゃく障害
- 肢体(したい)不自由
- 心臓機能障害
- じん臓機能障害
- 呼吸器機能障害
- ぼうこう・直腸機能障害
- HIV免疫機能障害
- 肝臓機能障害
療育手帳について
療育手帳は、児童相談所又は知的障害者更生相談所において、知的障害があると判定された方に交付される手帳です。療育手帳は、全国で統一された制度ではないので、「愛の手帳」「愛護手帳」「みどりの手帳」などのように地域によって呼び方が変わる場合があります。
療育手帳を取得するメリット
療育手帳は日常生活の困ったことについて障害福祉サービスの利用、公共交通機関の割引や税金の控除が受けられます。
療育手帳の申請
18歳未満の場合は児童相談所、18歳以上は知的障害者更生相談所(心身障害者福祉センターなど)に申請を行います。
詳細は地域により変わるので、各市区町村の福祉窓口へ訪ねましょう。
療育手帳申請の必要書類
地域によって変わります。
療育手帳の更新
地域によって変わりますが、別地域へ引っ越しの際などは更新が必須です。
療育手帳の等級区分
地域によって変わります。重度、中度、軽度などと区分けされるのが一般的です。
療育手帳の対象
知的障害
目安は以下の通りです。
- おおむね18歳以前に知的機能障害が認められ、それが持続している
- 標準化された知的検査によって測定された知能指数(IQ)が75以下(70以下に規定している自治体もある)
- 日常生活に支障が生じているため、医療、福祉、教育、職業面で特別の援助を必要とする
精神障害者保健福祉手帳について
精神障害者保健福祉手帳は、一定程度の精神障害の状態にあることを認定するものです。
精神障害者保健福祉手帳を取得するメリット
さまざまな支援を受けることが出来ます。障害福祉サービスの利用、医療費の助成や公共料金の割引、減税などです。
精神障害者保健福祉手帳の申請
市区町村の障害窓口が受付です。
各市町村により、微妙に窓口名が変わりますが「精神障害者保健福祉手帳の申請」と訪ねましょう。
精神障害者保健福祉手帳申請の必要書類
- 交付申請書(個人番号・マイナンバーが記載されたもの)
- 医師の診断書・意見書
詳しくは市区町村の障害窓口へ尋ねましょう。
精神障害者保健福祉手帳の更新
更新が必要です。各市区町村の障害窓口へ尋ねましょう。
精神障害者保健福祉手帳の等級区分
1級から3級まで。1級に近づくほど障害の程度が重いです。
精神障害者保健福祉手帳の対象
- 統合失調症
- 気分(感情)障害
- 非定型精神病
- 中毒精神病
- 器質性精神障害(高次脳機能障害を含む)
- 発達障害
- その他の精神疾患
補足:うつ病は気分障害のひとつなので、障害者手帳申請の対象になります。
というわけで今回は以上となります。
障害者手帳への理解に参考になれば幸いです。