うつ病を患って、自宅療養になったけど、過ごし方が分からない。最善の過ごし方は?
こういった疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。この記事を書いている僕は元うつ病患者。
約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。今では毎日元気に暮らしています。
僕にも自宅療養をしていた時期がありました。
自宅療養をすることになって、少し気持ちは落ち着いたかもと感じる部分もあれば、本当に治るのか…?と不安に思うことも。
当時は精神的にかなり不安定でした。
そんな経験を踏まえつつ、自宅療養の過ごし方について解説していきます。
うつ病で自宅療養:過ごし方に正解はある?

うつ病で自宅療養の過ごし方について。正解はなくて、人それぞれです。でも、考え方に共通点があります。
一言でうつ病と言っても性格や考え方、育った環境、うつ症状の重さなど千差万別だからです。
とはいえ、注意事項について共通する点がいくつかあります。
基本的にはこの考え方に沿っていけば、今悩んでいる人にとって、何かヒントにつながると思います。
うつ病で自宅療養の必要性
理由は当たり前かもですが、うつ病の回復です。
「体を休ませる」ことだけにフォーカスすると、「うつ病の回復」の部分がおざなりになってしまうことがあります。
本記事を最後まで読むことで「うつ病の回復のために、体を休ませる」この意味が分かるはずです。
うつ病で自宅療養する際の問題点/3つある

自宅での療養には問題点があるのも事実です。ここを理解していないと、療養のはずが逆効果になる人も。
まずはここを押さえておきましょう。
- 起床時間のズレ
- 日光の不足
- 運動量の低下
上記の3つです。順に見ていきます。
起床時間のズレ
毎日、何時に起きても別に良いとなると、就寝時間・起床時間にバラつきが出やすくなります。
となると、日々のリズムが崩れる。つまりは体調に悪影響の可能性があるので注意したいところです。
日光の不足
自宅で過ごすのが中心となると、どうしても日の光を浴びる機会が減ります。
日の光を浴びないのは、セロトニン分泌量に影響してきます。
運動量の低下
そして運動量の低下です。当たり前ですが、自宅で過ごしてばかりだと普段より運動量が低下します。
筋力は衰え、体力低下につながります。
うつ病で自宅療養した結果、余計うつ病が悪化するという方は上記3つの項目に当てはまっている可能性が高いです。
うつ病で自宅療養:具体的な過ごし方と注意点/4つある

「ゆっくりと楽に過ごす」これが基本です。
読書をしたり、景色を眺めたり、テレビを見たり、ゲームをしたり、音楽を聞いたり、色々ですね。
その上で、先ほど話した問題点を考えながら過ごせると良いですね。注意点は以下の4つ。
- 就寝・起床時間
- 日光
- 食事
- 運動
順に見ていきます。
就寝・起床時間
決まった時間に寝て、決まった時間に起きるのが理想です。難しければ起床時間だけは守れると良いですね。
毎日の規則正しいリズムは大事です。セロトニンとメラトニンの分泌に影響してきます。
日光
自宅生活で日の光を浴びるのが少なくなりがちなので、意識して日の光を取り入れることが必要です。
外出はちょっと…という場合は日中カーテンを開けて窓際で過ごす等の工夫が出来ると良いですね。
食事
うつ病の回復には、その材料となる栄養が必要です。つまり、食事です。しっかりと栄養を取り、よく噛んで食べましょう。
運動
体力の低下は、今出来ていることさえも億劫になる可能性があります。なので意識して運動を取り入れると良いですね。
とはいえ、理想の過ごし方は難しいかもしれないと理解しておく

うつ病で自宅療養する時の理想の過ごし方について話してきました。だけど、これはあくまで理想です。
うつ病を患っていると個人差はあると思いますが、それぞれ症状があります。
「朝起きなきゃ…分かってるけど起きれない」とか。
僕がうつ病に悩まされていた当時は、まさにそうでした。
毎日気分は落ちているけれど、その中でも気分の変動は大きいんですよね。
この感覚は、本当にうつ病になったことがある人にしか分からないと思います。
自分で自分を上手にコントロール出来れば、そもそもうつ病に悩んでいませんよね。
でも、そんな毎日でも「比較的、割と調子が良いな」と思える時がポツポツとあると思います。
天気の変化と似たような感じ。雨の日もあれば、たまに晴れ間がある。
- 「散歩してみようかな」
- 「運動してみようかな」
- 「今日は朝7時に起きてみようかな」
割と調子が良い時は、そんなふうに少しずつ行動に移して見てはどうでしょうか。
出来ない日があっても、悲観的に考えすぎずに。
というわけで今回は以上です。
自分なりの過ごし方が分かってくることを願って。うつ病で自宅療養の過ごし方について参考になれば幸いです。