
最近どうも身体がダルいんだよな

私は普段より疲れやすい
2週間以上、身体的な不調がある
そんな悩みに答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。
今は毎日元気に過ごしています。
一言でうつ病と言っても、色々あります。今回は仮面うつ病について解説します。
仮面うつ病とは

仮面うつ病とは、精神の不調よりも身体の不調がメイン症状として現れるうつ病です。
うつ病の特徴である「憂うつ感」は、さほどでもないといった点がうつ病との違い。
「仮面をかぶったうつ病のようだ」という意味で仮面うつ病という名前が付けられたようです。
仮面うつ病の問題は、本人のうつ病という自覚が乏しいという点です。
仮面うつ病の他に、微笑みうつ病というのがあります。症状から考えると、どちらとも似ています。
ですが当サイトでは2つを別枠として扱っています。仮面うつ病は「身体の不調が明確」という理由です。
微笑みうつ病に関しては以下の記事で解説しているので、そちらを参考にしてみてください。
仮面うつ病:症状
憂うつ感よりも身体的な症状が当てはまるといった場合は仮面うつ病の可能性があるかもしれません。
- 倦怠感
- 疲れやすい
- 動悸がある
- めまいがある
- 食欲がない
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- その他、身体の痛み
- 口の渇き
- 胃腸の不調(下痢や便秘)
- イライラすることが普段より多い
仮面うつ病:原因
原因は各々によって様々ですが、一般的なうつ病と同じと考えて良いでしょう。
うつ病の原因については下記の記事で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
具体例:仮面うつ病の受診でよくあるケース
身体に不調を感じる
↓
病院を受診(主に内科)
↓
異常なしと診断されてしまう
上記のようなケースがとても多いようです。
実際、僕もそうでした。
僕は心療内科にうつ病患者として通院していた経験があります。ですが、元を辿ると最初の受診は内科でした。
身体の不調を感じていたからです。今思えば、本格的なうつ病の初期症状だったんですよね。
「絶対何かおかしい…」そう思っていた僕は内科を受診しましたが、「異常なし」という結果。
「異常なし」で喜ぶのが普通ですが、「だったらこの不調はなんなんだ?どうすればいいんだろう…」と思っていた時期を思い出します。
仮面うつ病:簡単セルフチェック2項目

ここまでで「もしかしたら自分は仮面うつ病かも?」と感じた方がいるかもしれません。
簡単なセルフチェックとしては、以下の2項目が当てはまるか確認してみてください。
- 2週間以上にわたり身体的症状が続いている
- 病院を受診するが、異常なしと診断された
順に解説します。
2週間以上にわたり身体的症状が続いている
身体的な症状が2週間以上にわたり継続的に続いていて、さらにその症状の原因が思い当たらない場合のことです。
理由がないけど、明らかに普段より身体の気怠さを感じたり、食欲がなかったりといった感じですね。
なので、激しい運動をしたから気怠い、夏場気温が高くて食欲が無いと言ったような、理由がはっきりしている場合は当てはまりません。
病院を受診するが、異常なしと診断された
先ほど僕の実体験でも少し触れましたが、内科等を受診したものの、これといって異常なしと診断を受けたケースですね。
異常なしの診断に自分が違和感を感じるかどうかもセルフチェックをする上で大事なポイントです。
仮面うつ病:治療と予防

仮面うつ病に似たような症状に、自律神経失調症があります。
治療は正しい診断に沿って行うべき。ということで、まずは病院への受診をおすすめします。
治療が順調に進めば次に大事なのは再発予防です。
服薬などで仮面うつ病の症状が良くなってきたとしても、根本原因が解決したとは言えません。
それは表面上良くなっただけであって、爆弾を抱えているようなもの。
根本の解決には、食事、運動、睡眠の3つがとても大事です。
詳しくはそれぞれの記事で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
ということで今回は以上です。
仮面うつ病は、うつ病の初期症状という見方もありますが決して甘く見てはいけません。
早期発見、早期治療が大事。お身体を大切にしてください。