
うつ病が良くなるのにプールが良いって聞いたんだけど本当かな?
- 水泳がうつ病に良い理由は?
- 水泳でかかる費用ってどれくらい?
- 水泳を習慣化するコツは?
そんな疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされた経験があります。今では病気を克服することができ、元気に生活しています。
僕が「水泳を習慣にした」ことはうつ病を克服したひとつの理由です。今回は、水泳がうつ病改善に効果がある理由と、水泳を習慣化する具体的な手順を解説しています。
水泳がうつ病に効果的な理由

運動が大切なのは分かるけど、うつ状態でとても運動する気になれないよ。という方にこそおすすめなのが水泳。
水に浸かるのは気持ち良いですし、水圧がかかるのでそれだけで全身運動になります。
うつ病患者にとって、なぜ運動が重要かについては以下の記事を参考にしてください。
水泳のメリット
以下、水泳のメリットです。
- 低負荷の有酸素運動
- リラックス効果
- メンタルヘルスの向上
- 効率的なカロリー消費
- 天候を気にしなくて良い
順番に見ていきましょう。
低負荷の有酸素運動
水の中は重力から解放されて、腰や膝への負担が少ないです。なので、ケガのリスクも少ないので体に優しい有酸素運動になります。
リラックス効果
水中はリラックス効果があります。ふわふわと感じる浮力、気持ち良い水温、柔らかい水の感触がありますよね。
神経伝達物質であるドーパミン、βエンドルフィン、セロトニンが分泌→癒し効果を感じる。脳内で起きていることを解説すると、こうなりますね。
メンタルヘルスの向上
2018年にイングランドである調査が行われました。成人140万人に対し、水泳習慣がある人とそうでない人とのメンタルヘルスを調べるというもの。
調査によると、プールで泳ぐ習慣がある人はメンタルヘルスの向上に大きな効果があるという結果に。
水泳によって不安感とうつ症状の軽減に効果があると感じていることが分かりました。
また、オリンピック金メダリストのマイケル・フェルプス選手は、4歳の頃にADHDと診断されています。
ところがその後1日3時間の水泳を始めてからは症状が軽減されたという実例も。水泳のおかげで、薬の服用もなくなったようです。
金メダリストがADHDだったことも驚きですが、水泳の効果にはもっと驚きですね。
効率的なカロリー消費
水中運動はエネルギー消費の効率が良いです。水圧がかかり、血流が良くなります。胸の辺りまで水に浸かり立っているだけでも全身運動になります。
天候を気にしなくて良い
晴れや雨を気にしなくて良いのもメリットのひとつです。日焼けを気にする人にとっては、大きく日焼けする心配が無いのも良いですね。
水泳のデメリット
僕は水泳をおすすめしていますが、良いことばかりでなく、プールならではのデメリットもあります。ここもしっかり把握することが大切です。
- 塩素
- 感染症
- 準備、利用が面倒
- お金がかかる
それでは順番に見ていきます。
塩素
感染症予防、水質維持の為、プールには塩素が含まれています。
プールに行くと独特のにおいがするかと思いますが、その原因のひとつは塩素です。
プールでの塩素の影響で考えられるデメリットは髪が痛む、肌の乾燥、目の痛み等です。
とはいえ、そこまで過敏になる必要もないかと思いますが、これらが気になる方はプールでの運動は避けたほうが良いですね。
感染症
感染症予防のためプールには塩素が含まれていると話しました。とはいえ、感染症のリスクが無いわけではありません。
プールを利用する前後は、うがい・手洗い・洗眼・シャワーをしっかり行いましょう。
準備、利用が面倒
これは、気持ちの問題かもしれませんが、プールの利用は正直面倒です。プールが日課になっている僕でもそう感じますよ。
準備してプールに行って、終わったら塩素対策して、髪の毛を乾かしたり。自宅にプールがあったら…良いですよね。うらやましい限りです。
お金がかかる
プールの利用は高額とは言わないですが、無料で利用は出来ません。
ランニングコストに関してはこの記事の下の方で解説します。
うつ病患者がプール通いを習慣化する4つのステップ

「いきなりプールでガンガン泳ぐ自信ないよ」、「そもそもプール行くのが億劫」との意見があると思います。
なので、プール通いを習慣化するために徐々に慣らしていきましょう。
ともかく、まずはプールへ行きましょう。
プールが習慣になっている僕でも、プールへ行く前は「面倒だな」と感じますし、帰り道は「すっきりした、行って良かったな」と毎回思います。
プールへ行って、やっぱり中へ入るの嫌だなと思ったらそのまま帰っちゃうのもアリです。とりあえず、自宅からプールへ行くことへ達成した自分を褒めてあげましょう。
特に何も気にせず、気の向くまま泳ぎましょう。なんとなく歩くだけでもOKです。飽きたら帰る、そんな程度で十分です。
15分から20分を目安に、泳ぎ続けるor歩き続けましょう。
距離の目標は500m、次に1kmです。時間は先ほどと同じで15分から20分以上が目安です。
以上の4ステップです。
これだったらなんとなくできそうかも?と思えたかもしれません。週に1回を目安に、慣れてきたら週2、3回通えると理想的です。
体調不良や、やる気の問題で体がキツいと感じたらステップを下げても良いです。ムリせずいきましょう。
ちなみに、僕は元々水泳は不得意でした。最初は25m泳ぐのもやっと。ですが、気付けばノンストップで1km泳げるようなりました。慣れればいけますね。時間にして大体25分くらいです。
用意するもの
プール利用で準備するものは以下の通り。
- 水泳用水着
- 水泳キャップ
- ゴーグル
- タオル
これだけで十分です。近くのスポーツ店へ行けば全て揃えられると思います。
水泳にかかるランニングコスト

プールによって料金は様々ですが、1ヶ月3,000円から6,000円くらいが一般的な相場と言えそうです。
ちなみに僕の場合は1回500円のところへ通っています。週2回ほど行くので月4,000円くらいかかっています。
水泳でよくある質問
筋肉がつきすぎる?肩幅が良くなりすぎる?
全然気にしなくて良いです。心配しても、筋肉をつけるのはすごく大変です。
アスリート並みにトレーニングを行わない限り、オリンピックで見るような水泳体型にはなりませんので。
体型を見られて恥ずかしいんだけど?
ちょっとキツい言い方かもですが、誰もあなたのことを気にしていません。プールに泳ぎに来ている人は自分のことを気にしています。
また、泳げないことも全然恥ずかしいことではありません。全然気にしなくて良いと思います。
腰痛があるんだけど
僕もそうでした。
腰痛がある人は平泳ぎよりクロールの方が腰への負担は少ないので、クロール、又は水中ウォーキングをおすすめします。
今回は以上となります。水泳は最初キツいと思うかもしれませんが、慣れるとすごく気持ちよくて爽快です。
プールを終えた後も良い意味で疲労感があるので、快眠に繋がることも期待できます。興味のある方はぜひ習慣化してください。