うつ病の症状と分類を分かりやすく解説します

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うつ病の症状って色々あってよくわかんないな

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うつ病にも色々と種類があるの?知らなかった

  • うつ病の症状を正しく知りたい
  • うつ病にも種類があるの?
  • うつ病の状態によっても色々変わるの?

こういった疑問に答えます。

こんにちは、かつまるです。

この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間、うつ病に苦しんだ経験があります。

うつ病のことを勉強し、タイミングを合わせて治療に専念したことでうつ病を克服しました。

厚生労働省の調査によると、今やうつ病は国民の15人に1人がかかる病気というデータがあります。そう考えると、うつ病はとても身近な病気です。

その一方で、まだまだ偏見がある病気とも感じます。

今、うつで悩んでいる方、またそのご家族、精神疾患に関連する職業の方に向けて、うつ病の症状と分類をわかりやすく解説していきます。

目次

うつ病とは

うつ病とは

以下、ウィキペディアからの引用です。

うつ病(うつびょう、鬱病、欝病、英語: Clinical Depression)は、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である[2]。

『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版(DSM-5)には、うつ病の診断名と大うつ病性障害(だいうつびょうせいしょうがい、英語: Major depressive disorder)が併記されており、この記事ではおもにこれらについて取り上げる[3]。これは1日のほとんどや、ほぼ毎日、2 - 3週間は抑うつであり、さらに著しい機能の障害を引き起こすほど重症である場合である[4]。1 - 2年続く死別の反応、経済破綻、重い病気への反応は理解可能な正常な反応である場合がある[3]。

Wikipediaより引用

まとめると以下のようになります。

  • うつ病は気分障害の一つであること
  • うつ病=大うつ病性障害(だいうつびょうしょうがい)
  • うつ症状が1日のほとんど、ほぼ毎日、2週間以上あること

うつ病の症状

うつ病の症状

次に、うつ病に見られる症状を見ていきます。

  • 気分の落ち込みがある
  • 物事への興味が薄くなる
  • 物事に喜べなくなる
  • 寝れない
  • 寝すぎる
  • 疲れを感じる
  • 原因が分からないが焦燥感がある(焦り)
  • 自分を価値が無いと感じる
  • 罪の意識がある
  • 普段より思考力が下がったと感じる
  • 普段より集中できない
  • 普段より記憶力が悪いと感じる
  • 体重が増えた
  • 体重が減った
  • 死について考えてしまう

うつ病と言っても、これらの項目が全て当てはまる訳ではなく、症状には個人差があります。

また、うつ病患者の9割は睡眠に対しての何らかの悩みが見られるようです。

うつ病の分類

うつ病の分類

うつ病は以下の4つの分類に分けて考えると、分かりやすいです。

  • 症状
  • 重さ
  • 初発か再発か
  • その他特徴的なもの

症状による分類

大うつ病性障害(メランコリー型うつ病)

典型的なうつ病と呼ばれる症状のことを言います。

ちなみに、僕がかかったうつ病はこれでした。

双極性障害(躁うつ病)

昔は躁うつ病と呼ばれていました。

躁状態と抑うつ状態を交互に繰り返します。双極性障害にはⅠ型とⅡ型があります。

気分がハイの時はなんでも出来ると思い、逆に落ち込んでいる時は自分なんて生きている価値が無いと思ったりと差が激しいのが特徴ですね。

症状の重さによる分類

軽症

日常生活は送れるものの、なんとか過ごせるといった状態のことを指します。

とはいえ、うつ病軽症者と健常者との間は大きな差があると言えます。軽症だからと言って、決して甘く見れません。

中症

日常生活を送るのが難しい状態のことを指します。

休学などを行わないといけない状態と説明するとイメージしやすいでしょうか。

重症

日常生活を送るのが極めて難しい状態のことを指します。

ほぼ寝たきり。場合によっては入院が必要な状態と説明するとイメージしやすいでしょうか。

初めてか再発かによる分類

単一性

うつ病になるのが初めてのことを指します。

反復性

うつ病になるのが初めてではなく、2度目の発症からのことを指します。

その他特徴的な分類

その他、特徴的なうつ病を見ていきましょう。

非定型うつ病

新型うつとも呼ばれ、若年層に多いうつ病のことです。典型的なうつ病と比較すると、以下の特徴があります。

  • ある特定の事柄に対して強くうつ症状が出る
  • 朝ではなく夕方以降に憂鬱を感じる
  • 食欲は普段と変わらず、体重は増える傾向
  • 過眠症状があり、寝ても寝ても眠たい
  • うつ病の自分を抵抗なく受け入れることが出来る

”ある特定の事柄に対して強くうつ症状が出る”というのは、仕事となると酷く落ち込むけれど、趣味のゲームは普段のように楽しんで行えるといった例が当てはまります。

季節型うつ病

季節によって生活環境が変わることによって起こるうつ病のことです。

夏季うつ病、冬季うつ病などが当てはまりますが、割合で言うと冬季うつ病の方が多いようです。

産後うつ

出産後のホルモンバランスの変化やストレスによって起きるうつ病のことです。

コロナうつ

コロナ禍による普段とは違った生活環境でのストレスによって起きるうつ病のことです。

「コロナうつ」という言葉がトレンドワードに入るほど、世間に知れ渡る言葉となりましたね。

まとめ

うつ病の症状と分類-まとめ

うつ病は気分障害の一種
日本では生涯15人に1人がかかる病気

分類は大きく分けて4つ
①症状
大うつ病性障害、双極性障害
②重さ
軽症、中症、重症
③初発か再発か
単一性、反復性
④その他特徴的な分類
非定型、季節型、産後、コロナうつ

自身が、又はあなたの大切な人がうつ病だとすると、どのケースに当てはまるのかを把握し、正しい治療を行っていきましょう。

以上、うつ病の症状と分類でした。

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