理想と現実のギャップを感じてうつ病になる理由と具体的な対策を解説します

理想と現実のギャップを感じてうつ病になる理由と具体的な対策を解説します

理想と現実のギャップを感じる人は、なぜうつ病になりやすい?理由と対策は?

そんな疑問に答えます。

こんにちは、かつまるです。

この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。

今はやる気に溢れ、充実感を感じた毎日を過ごしています。

僕がうつ病を克服した理由のひとつは、自分自身との付き合い方を変えることが出来たからです。

性格が変わり明るい人になったのではなく、自分自身との付き合い方が以前より上手になりました。

その結果として、元気な今があります。

今回は「うつ病と理想の現実のギャップ」をテーマに、その理由と対策を解説します。

目次

理想と現実のギャップを感じる人がうつ病になりやすい理由

理想と現実のギャップを感じる人がうつ病になりやすい理由

理由は、期待からの挫折、つまりストレスです。同じ出来事でも、人によって感じるストレスには差があります。

あなたが以前、「割と自信のあったこと」は何でしょうか?

僕は小学校3年生の頃、50メートル走に自信がありました。

近所の友達に負けたことがないし、学校の同年代の子にも負けたことがない。

そんな状況で、いつの間にか自分は「走るのが早くて当たり前」になっていました。

そんな小学3年の夏、転校することに。

転校先の学校に「モリちゃん」という同年代の男子に会ったのですが、足がめちゃくちゃ速い。

僕は完全に負かされました。

井の中の蛙と言いましょうか。この手の話は割と「どこにでもよくある話」なのですが、当時の僕からすれば衝撃でした。

転校により、僕は学年1位から、学校2位に落ちました。同学年の子達からは、「足が速くてすごいね!」って沢山言われました。

でも、僕はそんな言葉をもらっても、ちっとも嬉しくない。むしろ嫌味で言ってるのか?と思うくらいに。

では、この話を整理しながら、もう少し深堀りします。

STEP
かけっこに自信がついたきっかけ

近所の友達に、かけっこで負けたことがなく、学校の同じ学年の子にも負けませんでした。

この時、僕の中でかけっこに絶対の自信が付きます。つまり、期待値のアップです。

STEP
転校

かけっこに自信がついた僕は、「転校先でも1番のはずだ」と当たり前と思っています。

STEP
学年1位の子と勝負した結果

見事に負かされます。この時、人生で初めて挫折に似たような経験を味わいます。

STEP
周囲からの評価と僕の煮え切らない気持ち

勝負に負けたとはいえ、走るのに関して僕は学年で2位。周囲からは「足が速くて凄い」と言われます。

ですが1位が当たり前だと思っているので、ちっとも嬉しくありません。自分の理想値が1位のまま変わっていないからです。

だから喜べないわけです。周囲からの評価は高いはずなのに。

多かれ少なかれ、誰しもこんな経験をしてるはず。

算数が得意とか、図工は誰にも負けないとか、思い返してみると色々あったのではないでしょうか?

理想を追い求めて努力することは、素敵なこと。その時の挫折もある意味、自分が上達するための糧にもなり得ます。

問題なのは過度な落ち込みです。理想と現実とのギャップの高さは精神的な落ち込みと比例しやすいです。

先ほど挙げた例では、「小さい子供時代の可愛い話」とも思えるかもですが、「今のあなたの現実社会」で考えるとどうでしょうか?

理想と現実のギャップを感じてストレスに感じていることはないでしょうか?

多くの人が理想と現実とのギャップに挟まれて、苦労しているはず。

相次ぐ有名人の自殺について

身近な具体例:相次ぐ有名人の自殺

悲しい出来事ですが、有名人が自殺したというニュースをよく耳にしますよね。

この記事を書いている今ですと、俳優の三浦春馬さんや、女優の竹内結子さんの自殺関連のニュースは衝撃的でした。

海外で言えば、韓国の有名人の自殺関連ニュースはよく聞きます。

なぜ死んでしまったのか?うつ病だったのか?自殺であればSNSの誹謗中傷が原因なのでは?などなど、色んな見解があると思いますが、実際のところは謎に包まれています。

その原因のひとつに、「理想と現実のギャップ」を強く感じていた方々も多いのでは?と思います。

芸能界というのは、特殊な世界だと思います。芸能人はイメージが全て。

自分の役割、立ち位置、キャラ設定など、イメージを作るための「あるべき姿」に苦労する場面は多いんじゃないかって。

周囲から見れば順風満帆に見える芸能人の突然の自殺なんかは、特に。

僕が今ここで話したいのは、芸能人は大変な職業というわけではなく、一般人であろうと、芸能人であろうと、ストレスを感じる基準は人それぞれ違うということ。

そして、ストレスを感じる基準を作っているのは、他の誰でもない自分です。

いつの間にか自分で作った「虚像」に惑わされるとも言えるかもしれません。

対策:理想の自分をバランス良く保つ方法

対策:理想の自分をバランス良く保つ方法

結論は「私はこうあるべき」という思考から抜け出し、柔軟な思考になることです。

だけど、これって難しくないですか?よく、他人と比較するのはやめようって話を聞きますよね。

正解と言えば正解なのですが、何か違和感を覚える人も少なくないはず。だって、みんなそんなことは分かってますよね。

分かってるけど、それでも他人と比較しちゃうから困ってるんですよね。

それには理由があって、人って〜してはいけないって否定が入ると「〜」が余計気になってしまうんだそうです。

親が小さい子供に、「転ぶから気をつけなさい」って言う姿をたまに見かけます。

でもその声かけは効果がないどころか、結果転びやすくなるんだとか。

「前見てゆっくり歩こうね」と声かけするのが正解なんだそうです。

「転ぶから気をつけなさい」だと、子供の思考は「転ぶ→ダメ」とインプットするので、自分が転ぶ姿をイメージしてしまうそうです。

ちなみに、これらのことは子供だからというわけではなく、基本的に脳の構造は一緒なので大人でも当てはまるよう。

これらを踏まえて、話を戻します。「私はこうあるべき」という思考から抜け出し、柔軟な思考になるための具体的方法・考え方は以下の2点です。

  • 日記を書く
  • ストレスに強い身体を作る

順に解説します。

日記を書く

柔軟な思考をいきなり自分のものにするのはちょっと難しいかもしれません。

思考とはクセです。でも、考え方のトレーニングを毎日積み重ねることで徐々に変化することは可能です。

日記は自分で出来る認知行動療法です。具体例な書き方、進め方については以下の記事で解説しています。

ストレスに強い身体を作る

ストレスになることをなるべく避けましょうと言っても、日々生活しているとストレスは絶対かかりますよね。

だったら、ストレスに強い身体を作ろうということです。

ストレスに強くなるには、食事、運動、睡眠の3つが大切です。

詳しくは別記事で解説しています。下記のリンクからどうぞ。


というわけで今回のまとめです。

理想な自分をバランス良く保つために、柔軟な思考を持つ。そのために、日記を書こう。ストレスに強い身体を作ろう。

今回は以上です。

うつ病を克服し、毎日を楽しく生きるヒントになれば幸いです。

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