うつ病で周囲に理解されない時の思考と対策

うつ病で周囲に理解されない時の思考と対策
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うつ病のこと、親に話しても全然わかってくれなくて…

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私も。彼氏に話しても怠けてるだけだって…

  • うつ病のことを家族、彼氏彼女、友人が理解してくれなくて苦しいんだけど、一体どう考えれば良いの?
  • 大切な人がうつ病になってしまったんだけど、どう考えてあげたら良いのかな?

そんな疑問に答えます。

こんにちは、かつまるです。

この記事を書いている僕は元うつ病患者。今ではうつ病を克服して元気になれたのですが、約3年間うつ病に苦しみました。

「誰も自分のことを分かってくれない…なんで分かってくれないの?」僕もそうでした。

うつ病への理解は年々変わってきているとはいえ、まだまだ偏見が多いのも事実。

僕の経験を踏まえて今回のテーマについて解説していきます。

目次

周囲にうつ病を理解されない時の考え方

周囲にうつ病を理解されない時の考え方

結論としては、周囲にうつ病を理解されないのは当たり前と考えることです。

え?いきなり敗北宣言を受け入れろって話かよ?と思うかもしれませんが、そうではありません。

ただ、自分の考え方次第で周囲も理解を示してくれるはずというのが僕の持論です。

理由としては、理解されないのが当たり前、そう考えた方が自分が楽だから。

なぜ周囲に理解して欲しいかというと、自分が楽に安心して療養体制に入りたいからですよね。

いちいち周囲から非難を浴びていては、落ち着いて過ごせないですし。

とは言っても、周囲の理解されない前提だと、毎日を過ごす自信がないよっていう意見があると思います。

そこで伝えたいのが自分の考え方次第で周囲も理解を示してくれるはずという部分です。

うつ病患者の気持ち

うつ病患者の気持ち

とその前にうつ病患者であれば誰しもが経験する流れを確認しましょう。

  • 気合いを入れろ
  • 頑張りが足りない
  • しっかりしろ
  • 怠けすぎだ
  • みんな一緒だ
  • 気持ちが弱いから強くなれ

実際に僕がうつ病当時に言われたフレーズも含めていますが、多かれ少なかれ当てはまるのではないでしょうか。

彼らははっぱをかけるために言ってくれるのでしょう。

でもそれでは逆効果なんです。だってうつ病患者は精一杯頑張っているから。追い打ちをかけられて最高に辛い状況ですよね。

周囲がうつ病を理解できない理由

周囲がうつ病を理解できない理由

今度は逆に周囲の人達にスポットを当ててみましょう。そう考えてみると、周囲の人がうつ病を理解できないのは当たり前なんです。

理由は、うつ病になった経験がないから。うつ病患者からすれば辛い回答ですけど、これが現状です。

じゃあ逆にあなたは以下の人たちの気持ちが分かるでしょうか?

  • 目が見えない人の気持ち
  • 耳が聞こえない人の気持ち
  • 末期の癌患者の気持ち

僕は分かりません。目や耳に不自由はないですし、癌になった経験もないですから。

分かるよって安易な気持ちでつい言ってしまったりすると、怒られそうですね。

うつ病は脳の病気

うつ病は脳の病気

じゃあどう考えれば良いのか?の前に、うつ病というのを再確認しておきたいのですが、うつ病は脳の病気です。

脳のエネルギーが低下しているんです。神経系の伝達がうまく機能していないんです。決して気の持ちようではないんです。気合いが足りないわけでも、怠けているわけでもない。

周囲にうつ病を理解されない時の具体的な対策

周囲にうつ病を理解されない時の具体的な対策


では、周囲にうつ病を理解されない時の具体的な対策を解説してきます。

結論は、周囲が自分のことを理解しようとしてくれているのかの確認をすることです。

「うつ病になったことないだろうから、その気持ち分からないよね?でも、自分のこと理解しようとしてくれてる?」

こんな感じで聞いてみてください。

「理解できない」のと「理解できないけど理解したい」は天と地の差です。「理解したい」と気持ちが確認できれば、理解を示してくれるはず。

  • うつ病についてネットで本で勉強する
  • うつ病本人の話を親身に聞く
  • 病院へ一緒に行って先生からうつ病のことを聞く

僕がうつ病だった頃、母親にこう質問しました。

「うつ病の自分のことを理解しようとしてくれる?」

母親はしばらく黙っていました。

その後「うん」と答えてくれました。正直、あの時はすごく救われました。気持ちが満たされたと同時に、ひとつ分かったことがありました。

自分がうつ病だということで頭がいっぱいで余裕がなかったんだと思います。

うつ病である自分の考えを全て分かってくれる人を無意識に求めていたんです。

でも、仮にそんな人がいたとしても自分が求めている本当のことは手に入らないのに。

自分が本当に求めているのは傷の舐め合いではなく「うつ病の完治」でした。

周囲の圧力で疲れ切ってしまっているあなたへ

周囲の圧力で疲れ切ってしまっているあなたへ

具体的な対策は以上ですが、それでも全然理解を示してくれない人もいるかもしれませんね。

僕も最初から周囲が理解を示してくれていたわけではなかったので。その時は本当に疲弊してました。

言われた言葉は「強くなりなさい、弱い自分を強くしなさい」というのもの。この言葉に僕のメンタルはやられちゃいました。

弱いのか、自分はって。でも、違ったんです。病気で弱っているだけなんです。うつ病を克服した今だから分かったことなんですけどね

人間って元々、強いんです。弱い自分を強くしなきゃと思っているうちはうつ病は治っていかないと思います。自分本来の力をどうすれば戻せるか。

この思考がとても大切です。そのためには、睡眠がとても大事。質の良い睡眠には運動が大事。ってことは食事も大事ということです。

  • 睡眠
  • 運動
  • 食事

うつ病で弱っている自分を元に戻すにはこの3つがキーワードです。ぜひそちらの記事も参考にしてみてください。

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