- うつ病に音楽は効果あり?
- どのジャンルが良い?
- おすすめの音楽は何?
こういった疑問に答えます。
こんにちは、かつまるです。
この記事を書いている僕は元うつ病患者。約3年間うつ病に悩まされましたが、その後病気を克服。
今では毎日元気に暮らしいています。
今回はうつ病などの症状で気分が落ち込んでいる方におすすめな音楽について解説していきます。
うつ病に音楽は効果はある?

結論、うつ病に音楽は効果的と言えます。
ただし、症状や気分に合わせて上手に取り入れることが大事。
これは後から解説しますが、症状や状態によっては音楽はおすすめ出来ないとも言えるので注意が必要です。
音楽が人に与える効果
音楽を上手に取り入れることで
- 副交感神経が刺激されてリラックス効果につながる
- 緊張を和らげて不安やストレスの解消につながる
- 右脳を活性化して脳の休息につながる
これらの効果があると言われています。
シンプルに自分の好きな音楽を聴くと、良い気分になりますよね。
具体的にどんな音楽がこういった効果があるの?
ということですが、アーティストやジャンルが同じでも曲調やテンポ、楽器の違いによって感じ方に差がありますよね。
例えば、激しい音楽と穏やかな音楽で比較すると、その効果に違いがあります。
- 激しい音楽→緊張感が高まる、活力が湧く、攻撃的になる
- 穏やかな音楽→緊張感が和らぐ、リラックスする、穏やかになる
なので、就寝前に激しい音楽は適切ではないと分かりますね。
逆に、緊張感を高めるために、あえて激しい音楽を選ぶといった場面もありそうです。
音楽が人に与える効果を知っておくことで、音楽の選曲が今までとは違った角度から考えられるかも。
音量に注意
リラックスを目的とする場合、40デシベル以下の音量で音楽を聴くのが良いと言われています。
図書館内のような割と静かに感じる空間が40デシベル程度です。小さなささやき声で30デシベル。カラオケでマイクを使って歌う音で90デシベル程度。
ということで感覚的には「けっこう静か」な感じですね。あまりデシベルの数字にはこだわらずでOKです。
耳障りなく、うるさく感じない程度の音量で聴くのが良いですね。
実際に存在する、音楽療法
一般の認知度は低めかもですが、音楽療法という治療法が実際にあります。
音楽療法(おんがくりょうほう、英語: Music therapy)は、音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる事を目的とする、健康法ないし代替医療 Alternative Medicine あるいは補完医療 Complementary Medicine
Wikipediaより引用
「聴く、歌う、実際に奏でる」これらの行為が実際に治療につながるんですね。
音楽療法は、認知症を患う高齢者にもその効果が認められていて、介護施設や医療現場などでも取り入れられているほど。
とはいえ、うつ病の症状の状態によっては音楽をおすすめ出来ない場合もある

音楽を上手に取り入れることで、うつ病にも効果的と話してきました。ですが、注意点もあります。
「音楽を聴きたくない」そんな時は、聴かない方が良いです。
理由はうつ病の症状です。うつ病の症状のひとつに、音に敏感になるというのがあります。
判断の基準は、「普段大好きなだったはずの音楽がちっとも良いと思えない」という感じですね。
実際、僕もこれはめちゃくちゃ共感できます。とにかくもう音が嫌なんですよね。
もともと車内は何かしら音楽をかけていた自分が、無音で過ごす日々。
無音が落ち着く…というよりは音がつらいといった感じ。
今考えると不思議ですが、当時はどうしようもなかったのを覚えています。
病気を克服した今では心地良く音楽を楽しめていますよ。
メンタルケアになるおすすめの音楽/3種類

では、リラックス効果を目的としてメンタルケアになるおすすめの音楽を紹介していきます。
- クラシック
- 自然の環境音が入ったヒーリング音楽
- ニューエイジミュージック
上記の3種類です。順に見ていきましょう。
クラシック
誰もが聞いたことがあるかもですが、クラシックはα波が出てリラックス効果があると言われています。
中でも、モーツァルトの楽曲は特におすすめ。α波が特に出やすいと定評があります。
普通、音楽と言えば歌詞ありきだと思いますが、クラシックはその点の考え方が逆です。
クラシックはオーケストラ(管弦楽)や楽器が中心です。クラシックの中で声楽曲はサブ的な扱い。
あまり意味を考えずに聴けるというのがリラックスできる理由なのかもしれません。
自然の環境音が入ったヒーリング音楽
自然の環境音が入ったヒーリング音楽もα波が出やすいと言われています。
海辺の穏やかな波。川のせせらぎ。風でゆらゆら揺れる葉っぱ。爽やかな鳥のちゅんちゅんとした鳴き声。想像するだけでも良いですね。
ニューエイジミュージック
ニューエイジミュージックとはクラシック、ポップス、ジャズなど色んな種類を掛け合わせた要素を持つ音楽のことです。
実際にニューエイジミュージックはヒーリングミュージックと言われることもあり、ここでは癒し系の音楽と考えてOKです。
ニューエイジミュージックの代表で言えばエンヤとかですね。
本格的にいつでも音楽を聴ける環境を作るには音楽サブスクサービス(音楽ストリーミング)がおすすめ

クラシックやヒーリング音楽が良いとはいえ、自分の手持ちの音楽だけでは飽きますし、YouTubeなどの配信サービスではギガ容量や途中の広告も気になるところ。
ということで音楽サブスク(音楽ストリーミングサービス)を取り入れるのがおすすめ。有名なのは以下の5つ。
料金は月額1,000円程度が相場です。Prime musicは月500円と安く思いますが、その分聴ける楽曲も少ないです。
僕の場合はですと、初めPrime musicを利用していました。
最初はすごい!って思ってましたけど、曲が少なくて「これ聴いたことあるやつだ。飽きた…」という感じでその後プランを変更しました。
今はApple musicを利用していて満足しています。
先ほどのクラシック、ヒーリング音楽などメンタルケアになる音楽ももちろん聴けますよ。
音楽サブスク×スマスピの利用で自宅の音楽環境は最強

スマスピとはスマートスピーカー(AIスピーカー)の略で、対話型のスピーカーのことです。
「アレクサ 」「Hey,siri」とか声かけして反応するアレのことですね。
スマホで音楽をかける必要なく、充電の心配いらず、音質は良くて、話しかけるだけで色んな音楽が聴けるって感じで、超便利です。
タイマーとかリマインダーの機能があるのも便利ですね。有名なのは
これらですね。それぞれサービスと連携出来るのが強み。
他にも音質にこだわりたい人はJBLだったり、国産のものが良い方はSONYやPanasonicだったり。
また、必ずしも音楽サブスクサービスとスピーカーのメーカーが一致する必要はありません。
例えば、Apple musicに加入していて、Amazon Echoで聴く。みたいな感じですね。ここに関しては事前に確認が必要です。
というわけで今回は以上です。音楽を上手に活用して、メンタルケアにつながれば幸いです。