元うつ病患者が選ぶ、うつ病に効く名言集

元うつ病患者が選ぶ、うつ病に効く名言集
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はぁ…疲れた

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つらい…気分が上がらないよ

  • うつ病で気分が落ち込んでいる時に効く名言ってあるの?
  • 大切な人がうつ病で、何か出来ることあるかな?

そんな疑問に答えます。

こんにちは、かつまるです。

この記事を書いている僕はうつ病経験者。約3年間、うつ病に苦しみました。

今回は、自分がうつ状態で辛い時期だったら…という視点でうつ病に効く名言を集めました。

目次

うつ病に効く名言集

うつ病に効く名言集

アリストテレス(前384年-前322年)

古代ギリシャの哲学者。プラトン、ソクラテスと並ぶほどに有名な人物。あらゆる学問の基礎を築いたことから「万学の祖」と言われています。

そんなアリストテレスはこんな言葉を残しています。

憂鬱症の人々はすべて、たしかに人並みでない所をもっている

アリストテレス

僕が最初に紹介したかった言葉はコレです。うつ病の人には、一般人には無い類稀な才能があると置き換えられる言葉ですね。

うつ病で苦しんでいる人は自信をなくしがち。そう考えてしまうのは病気のせいです。

あなたの自信は戻りますよ、大丈夫。僕も、そうでしたから。絶対、大丈夫。

チャールズ・スペンサー・チャップリン(1889年-1977年)

別名チャーリー・チャップリン。数々の傑作コメディ映画を作ったイギリス出身のコメディアンで「喜劇王」と呼ばれている人物です。

コメディアンならではの独特の視点から生まれた有名な言葉がこちら。

人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見ればコメディだ。

チャールズ・スペンサー・チャップリン

うつ病で苦しんだ時期があっても、「楽しかったなぁ、良い人生だった」そう思って生涯を終えたいものですね。

今うつ病の人には人生がコメディだなんて思えないかもしれません。だけど、もしかするとあなたにもそう思える時がくるかもしれない。

うつ病の時は、今までの人生を見つめ直し、そして、これからの生き方を考える一休みの時間。そう思って日々を過ごしてみてはどうでしょうか。

松下幸之助(1894年-1989年)

パナソニックを築いたことで有名な実業家で「経営の神様」と呼ばれている偉人。

日本人であれば誰もが一度は聞いたことのある名前なのではないでしょうか。

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。

松下幸之助

うつ病の時を悪い時と考えるなら、その後良い時が来るから。単純なのに、深い。そう思わされます。

よい時は必ず来る。静かに時の来るのを待つ。シンプルで良い言葉ですね。

美輪明宏(1935-)

歌手、舞台、映画、バラエティ、霊能力者などマルチで活躍している美輪さん。

数々の名言の中から今回はこんな言葉をお届けします。

野に咲く花にも役目があります。この世に必要でない人はいません。それに気付くかどうか。それが大事なのです。

美輪明宏

うつ病は最悪、自殺を考えてしまうほどのおそろしい病気です。自殺とまで行かなくても、うつ病を患っていれば、ふと死のことを考えてしまうことは多いと思います。

僕がうつ病を患っていた時も、死のことをよく考えたりしていました。

なんで生まれてきたんだろう?今自分はどこへ向かっているのだろう?

美輪さんの「この世に必要でない人はいません」の言葉はグッとくるものがありますね。

斎藤茂太(1916-2006)

「心の名医」「プラス思考の達人」と呼ばれる精神科医。日本精神病院協会の名誉会長も務めていました。愛称はモタさん。

著書『「心の掃除」の上手い人下手な人』『心のウサが晴れる本』等、心をテーマにした本を多く出版しています。

苦労から抜け出したいなら、肩の力を抜くことを覚えなさい。

斎藤茂太

「肩の力を抜くことを覚えなさい」とは、自分なりのストレス発散方法を覚えなさいと解釈しても良さそうですね。

つまりは、緊張感を持ち続けた状態では身体を休められるはずがないよね。そんなことを教えていただいているような気になります。

ゲーテ(1749-1832)

ドイツを代表する文豪。

『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』が有名で、森鴎外や島崎藤村といった日本の文学者にも影響を与えたとか。

シューベルトの代表曲『魔王』は、ゲーテの詩を曲にしたものだそうです。そんなゲーテの言葉がこちら。


何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい。

ゲーテ

うつ状態が酷くて、何も出来ない…。辛い時は特別なことをする必要はなく、ゆっくり寝て過ごした方が良いよね。偉人と呼ばれる人も一人の人間なんだなと感じますね。

うつ状態が辛くて寝込んでいる自分に、嫌気がさす時があるかもしれません。自分に攻撃するのはやめよう。今は、休もう。

そんな風に思わせてくれる言葉です。

ニーチェ(1844-1900)

ドイツ連邦、プロイセン王国出身の哲学者の一人。当時はドイツ統一前の時代で法律的にはスイス人となるようです。

中学の倫理の授業でも習う偉人ですね。キリスト教について「神は死んだ」と表現するフレーズはとても有名。

最も後悔されること。それは自分に対する敬意の欠如。

ニーチェ

うつ状態の時、なんて自分は情けない人間なんだ…。と自分を責めてしまいます。

ニーチェの言葉が、自暴自棄になりそうな状態から救ってくれそうな気がします。

敬意を払うべきは自分でもあると学ばさせてくれる言葉ですね。

デール・カーネギー(1835-1919)

アメリカの作家、哲学者、スピーチの教師。著書『人を動かす』『道は開ける』は自己啓発本としてあまりにも有名です。

自己啓発といえばカーネギーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

大抵の者は、自分でも思いがけないほどすばらしい勇気を持っている

デール・カーネギー

うつ病の回復期を迎えて、社会復帰に迷っている人へ贈りたい言葉。

うつ病で休んでいると、休みに慣れすぎてしまう時があるかもしれません。

外の世界へ出る怖さもあったり。体調が安定してきたら、ほんのちょっと、勇気を出して外へ飛び出してみると良いかも。

ちょっとずつ、ちょっとずつ慣らしていってはどうでしょうか。

高橋尚子(1972-)

女子マラソンの元世界記録保持者。2000年シドニーオリンピック金メダリスト。シドニーオリンピックでのレース終盤。

沿道へサングラスを投げてからラストスパートに入る姿は印象的で、テレビでも何度も放送されました。そんな高橋尚子さんの座右の銘がこちら。

何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。

高橋尚子

「何も咲かない寒い日」というのは、高橋尚子さんの無名時代と照らし合わせているのかもしれませんね。

種まきの時期は、地上には見えないけれど、土中で根は伸びている。目には見えないけれど、確実に成長しているという意味合いです。

うつ病で辛くても、いつかきっと良くなる。今は根を伸ばしている。今は休もう。そんな風に思う時があっても良いのかなと思ったりします。

トニー・ロビンズ(1960-)

アメリカ出身の自己啓発作家、起業家、講演家。世界中でセミナーを行っており、2014年には日本でもセミナーを開いています。

世界的に有名なForbes誌において、世界で最も影響力を持つ著名人「celebrity 100」に選ばれたこともあるスーパースター。

自分は毎日少しづつ改善し続けているという自覚だけが、人生で唯一の安心感の源だ。

トニー・ロビンズ

うつ病で治療中の時期は、「本当に治るのかな?」「自分は退化してるんじゃないのか」と疑心暗記になってしまう時があります。

今は身体を、脳を休ませている時期なんだ。改善しているんだ。時にはそう思うことも良いんじゃないかなと思ったりします。

焦らず、ゆっくり治していきましょう。

野村克也(1935-2020)

プロ野球選手、コーチ、監督、野球解説者、野球評論家。愛称はノムさん。

選手としては史上2人目の三冠王、監督としてはリーグ優勝5回、日本一3回と輝かしい成績を残しています。

独特の着眼点での思考や考え方は野球というカテゴリーを超え、多くの人に影響を与えています。そんな野村克也さんの言葉がこちら。

うまくいっているときは、周りに人がたくさん集まる。だが、一番大切なのはどん底のとき、誰がそばにいてくれたかや。

野村克也

僕がうつ病を患っている時、特に寄り添ってくれたのは母親、そして仲の良い友人でした。声をかけてくれる時もあれば、気を遣って見守ってくれたり。

正直言って僕のことを100%理解してくれていたとは思えません。それくらいうつ病って本人にしか分からないことだと思うので。

でも、彼らなりに理解しようとしてくれていました。

うらやましい、そんな人私にはいないよ…と思う方もいるかもしれませんが、人は一人では生きていけないと思っています。なので、誰かしらいるはず。

あなたのうつが晴れた時、あの時はありがとうと心から言える日が来ることを願っています。


以上、元うつ病患者が選ぶ、うつ病に効く名言集でした。

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